2021/07/22
連日の暑さ、夏の勢いにもうすでにヘロヘロしております。
そんな暑さと共に先日は書家であるヤマセミ舎の中西氏が愉快な手ぬぐい片手にやってきてくれました。(初夏だけに)
彼とは長い付き合いですが、字も人柄も"とても"ユニーク。
書家として歩みはじめてからの字は、柔らかさや和やかさが加わり、文字なんだかとても愉しそうに見えて心地良さを感じていました。
そんな彼がはじめて製作したオリジナルの手ぬぐい。
こんな暑い日にはもちろん必需品ですし、古くからケガの応急処置や長い付き合いの先の掃除用具としてなど日々の暮らしにとても頼もしい手ぬぐいですが、何やら用途はそれ以外にもあるようです。
「ひらがなてぬぐい」
“ ヤマセミ舎のオリジナル文字、50音が詰まった手ぬぐいです。
好きな人になかなか想いを伝えれない時や 子供と一緒にことば当てをしてみたりと 字にふれて、大切な人とことば遊びができるように製作しました。 濁点がないため、例えば「は」に2回ふれると「ば」のように、 アレンジしてお楽しみください。 もちろん、普段の用途にもお使いいただけます。”
ヤマセミ舎より
なるほど、想いを伝えるアイテムだったとは、、、。
確かに!とはなかなかならないかもしれませんが、悪くないような気もしてしまいます。
そして、大人も子どもも筆離れのこの頃に、生き生きとした文字を身近に感じられるのはとてもいいなと思います。
絵を描くように文字を書く。色んな愉快な文字が生まれる、そんなきっかけになるといいな。
贈りものにもぜひ。
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ひらがなてぬぐい /ヤマセミ舎
1,500 yen w/tax
size:約90cm×約34cm
色:からし色
素材:綿100%
注染と呼ばれる伝統的な染めの技法を用いた手ぬぐいです。
注染には多くの工程があり、すべてを職人が手作業で行います。
職人の手作業から生まれる、繊細でやさしいさ、滲みやぼかしなど
注染ならではな風合い感をお楽しみください。
*一度、洗濯すると糸ほつれが起こりますが、5mmほどで自然と止まります。
「1本で10歳若返るバナナです」と手ぬぐいカラーのバナナをたずさえて。
もうすでに全部食べたけどどうなんだろう、、、
ひらがなてぬぐい持って温泉に通う方が若返りそうです。
そんな"とても"ユニークなお土産でした。
インスタグラムの「ひと文字小話」も面白いですよ〜
書家 中西裕人(なかにしひろと) / ヤマセミ舎
1982年生まれ。
子供の頃より書に関心を持ち、2010年から学書院で書を学ぶ。
亀田菁香先生に師事。
2013年、学書院師範免許取得。
学書院主宰コンクールで中国大使館賞、山梨放送賞など受賞。
2016年、店舗ロゴ、商品ロゴなどを筆文字で製作する「ヤマセミ舎」を設立。
「ヤマセミ舎」の由来は、墨の黒と和紙の白、わたしの好きな鳥をリンクさせてヤマセミが出てきました。
日本の伝統芸術を世界へと羽ばたかせるイメージを、この名前に込めています。
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